【シネマティックVLOG】動画編集の方法を解説

動画編集

【シネマティックVLOG】動画編集の方法を解説

動画をならべる

まずは、撮影した動画を並べましょう。コツは意味が伝わるように並べることです。

動画を並べるときの注意点

  • 変化をつける
  • 動画のかたまりを意識する
  • 動画にも基本の流れがある
  • 時間の流れを意識する

変化をつける

動画を飽きずに見せる方法は、変化をつけることです。

変化をつけるには、次のような方法があります。

  • 場所の変化
  • 時間の変化

場所の変化とは撮影する場所を変えるということです。

海に遊びに行く動画であれば、

自宅で準備をしているシーン→車で移動するシーン→海でのシーンなどです。

場所の変化をつけることで、動画にストーリー(流れ)ができます。人はストーリーがある動画に惹きつけられます。

動画のかたまりを意識する

写真は1枚で全てを表現しますが、動画は違います。

3〜5つのシーン(シークエンス)を繋げて意味を伝えます。それを何個も繋げることで、一つの映像に仕上げます。

動画にも基本の流れがある

動画撮影の記事でもお伝えしましたが、動画にも基本となる文法があります。

❶いつ
❷どこで
❸誰が
❹どうした

この順番で動画を並べると、視聴者に意味が伝わる動画が作れます。

遠くから撮影する「ロングショット」からはじまり、被写体に近づいて行く流れが基本です。

他にもある基本のルール

  • ズームショットは何かが起こったとき
  • 被写体アップの映像の次のカットは、主観になる
  • 動画の最初に出てくる人物が主人公

時間の流れを意識する

いろいろな動画を見ていると、時間の流れがバラバラなものがあります。

  • 夜→朝→昼
  • 冬→夏→春→秋

自然な流れ(朝→昼→夜)の方が視聴者に伝わりやすい動画になります。

また、同じような場面は、まとめるようにしましょう。

カットの長さに気をつける

ひとつのカットが長すぎると、記録映像のようになってしまいます。

記録映像とは、そこで起きているストーリーや感情を考えずに、事実のみを伝えるためのもの。

防犯カメラやドライブレコーダーの映像などです。

記録映像は変化が少なく、見ている人が飽きてしまう原因になります。

それでは、1カットの長さはどのくらいが良いのか?

シネマティックな動画では、1カットの長さは1.5〜3秒が良いと言われています。

音楽の早さや視聴者の年齢によって、微調整しましょう。

ゆっくりな曲調の音楽を使う場合やご年配の方に見せたい映像だと、カットを少し長めに見せたり、

早いテンポの音楽、若い人向けの動画なら、カットの秒数を少し短めにするなど、微調整しましょう。

例外として、動きに意味がある場合は、その行動が終わるまで動画を使っても問題ありません。

メインで長く見せたいシーンは、他のシーンよりも長い秒数使いましょう。

水平•垂直をなおす

撮影した動画が斜めになっていることはよくあります。

斜めになっていると、見ている人の気が散ってしまい、動画に集中できなくなります。

縦方向、横方向のラインがきっちり水平、垂直になるように編集時に直しましょう。

黒帯をつける

シネマティックな映像は、ブラウン管テレビ(4:3)やYouTube(16:9)などでみる動画よりも、横に細長くなっています。

これは、映画のサイズがシネマスコープ(2.35:1)で表現されることが多いためです。

ですので、動画の上下に黒帯をつけるだけでも、映画のようなシネマティックな映像になります。

不要な部分をカットする

自分が見せたいシーンを残しましょう。カットするのは、手ぶれがひどかったり、意味を持たないシーンです。

動画ひとつひとつに、意味を持たせることが大切です。

「このシーンは何のために入れたのか」を説明できるようにすると、より伝わる動画になります。

音楽(BGM)を入れる

音楽選びはとても大切です。同じ動画でも、音楽ひとつで印象がガラリと変わります。

楽しさを伝えたいのなら、テンポが早くてポップな音楽、寂しさを伝えたいのなら、スローでピアノ調の音楽など。

視聴者に何を伝えたいのかを決めてから、音楽を選びましょう。

  • 動画の雰囲気に合う音楽を使う
  • 動画に使う音楽は、1曲じゃなくてもいい
  • 音楽のサビに合わせて、良いシーンを使う
  • 音楽のボリュームに注意する
  • 音楽のフェードイン、フェードアウト
  • キーとなる音に合わせてシーンを切り替える
  • 音楽に合わせすぎない

動画の雰囲気に合う音楽を使う

自分が伝えたい感情に合わせて音楽を決めるのはよいことですが、動画と音楽の雰囲気があまりに違うと、違和感を感じさせてしまいます。

例えば、映像は穏やかな景色でゆったりしているのに、音楽が早いテンポでガチャガチャしているなど。

動画に使う音楽は、1曲じゃなくてもいい

複数の音楽を組み合わせて使いましょう。同じ音楽の中にも、スローテンポの箇所や、サビで盛り上がる場所があります。

それぞれのシーンにあった音楽を切り取って映像に合わせましょう。

音楽のサビに合わせて、良いシーンを使う

音楽が盛り上がる「サビ」には、自分が1番良いと思ったシーンを使います。

サビと、良いシーンがマッチするすることで、素敵な映像に仕上がります。

音楽のボリュームに注意する

音楽のボリュームが大きすぎると、動画に集中できないばかりか、不快感を与える原因にもなります。

セリフがあるシーンなら、ボリュームを小さくしたり、音楽を消してしまってもよいです。

音楽のフェードイン、フェードアウト

フェードインとは、音楽が徐々にはじまること。フェードアウトとは、音楽が徐々に終わっていくことです。

急に音楽が始まると、視聴者はびっくりしてしまいます。

キーとなる音に合わせてシーンを切り替える

音楽のキーとなる音に合わせて切り替えると、違和感のない動画が作れます。

逆に、音楽と動画をまったく合わせないと、それぞれが別々のように感じてしまい、違和感のある映像になってしまいます。

キーとなる音とは、ベース音や、ドラム音、曲の節目に出てくる音のことです。

音楽に合わせすぎない

音楽のテンポに合わせすぎると、動画の切り替わりが単調になり、飽きられてしまう動画になってしまいます。

所々、音楽のテンポから外した切り替えを入れることで、音楽に合った切り替えが引き立つようになります。

色編集

色編集をする理由は、動画を正しい色に戻す必要があることと、世界観をつくるためです。

カラーコレクションとカラーグレーディングの2つがあります。

カラーコレクション

ひとつひとつの動画を正しい色に戻す作業です。肉眼に見ている映像と、カメラで撮影した動画では、見え方がことなるからです。

カラーグレーディング

動画全体の色合いを統一するための作業です。動画全体の色合いを合わせることで、雰囲気が統一されて、没頭しやすい動画になります。

映画などで例えると、ホラーは緑がかった色合いが強く、感動系はオレンジがかった色合いが強いけいこうにあります。

サウンドデザイン

サウンドデザインとは、動画に後から音を付け足す作業です。

感情をデザインするとも言われていて、サウンドデザイン専門の職業があるくらい大切なもの。代表的なものとして、次のようなものがあります。

  • アンビエンス(環境音)
  • フォリー(被写体から出る音)
  • サウンドエフェクト

アンビエンス

その場所にいることで周囲から聞こえてくる環境音のこと。街中にいる場合、車の音、人の声、足音、風の音など。

フォリー

被写体から聞こえてくる音です。車のエンジン音やパソコンのキーボードを打つ音、飲み物を飲むときの「ゴクゴク」という音、犬の鳴き声など。

サウンドエフェクト(SE)

実際には聞こえていない音ですが、動画の雰囲気を演出、強調するために入れる音です。

映画のはじまりなどに使われる「ドドーン」という音や画面切り替え時の「シューン」という音です。

基本的には撮影した動画に入っている音声は使いません。

全ての音を一度消して、後から、そのシーンにあう音をつけ付け足します。

音を付け足すだけで、臨場感(その場にいるような雰囲気)が感じられる動画になります。

書き出し

書き出しとは、作った動画をどのくらいのサイズ、どのくらいのFPS(フレームノート)で書き出すかを設定します。

FPS(フレームノート)とは、1秒間に何枚の写真が入っているかということです。

24、30、60FPSから選びます。

FPSを選ぶ参考にしてください。

  • シネマティック動画は24FPS
  • 日常の風景や話が中心の動画は30FPS
  • スポーツなどの早い動きがあるものなら60FPS

日常では、次のように使われています。

  • 映画(24FPS)
  • テレビ(30FPS)
  • スポーツ(60FPS)

どのサイズで書き出すか

YouTubeに投稿する動画であればHD(1920×1080)が一般的です。より綺麗な映像で残したい場合、4K(3840×2160)で書き出しましょう。

まとめ

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